11月に入って夏日を記録した中で、今年は観測史上で一番遅かったそうです。
それなのにすぐに寒気が入り込んで、一気に晩秋の気候に入れ替わると言う事が
続きました。あまりにも寒暖差が激しいので、体調を崩す人も多かったとか。
いつも自転車で走るコースに桜並木が続いているのですが、今年は桜の葉が
紅葉する前に散ってしまい、すでに寒々しい冬景色となっていましたが、その
原因は夏前から秋にかけての異常な高温のせいらしいです。
つまりは植物でさえも、調子が狂うほどだったのでしょう。
先日読んだコラムに面白い記事が出てまして、平安時代にも世界的に異常に気温が
高い時代があり、海面が上昇して日本では「平安海進」と呼ばれているとか。
「縄文海進」ならば知っていますが、平安時代のは初耳でした。
つまり地質学的な尺度で物を見た場合、人間の社会活動云々とは全く関係のない処で、
自然と言うか地球の意志みたいなものを感じてしまいます。
何だか話が壮大になってしまいましたが、すでに冬がそこまで来ています。
自転車乗りにとっては来春まで、憂鬱な季節が続きます。